
(出典:しもきたツーリズム https://shimokita-tabi.jp/news/419)
2025年6月21日(土)
ウニで有名な青森県佐井村で毎年行われる「佐井村うに祭」
20周年の今年は、佐井村と青森市、2つの会場で同日開催されました。
その青森市会場へ参加した筆者の体験談をお伝えします。
もし、また来年も開催された場合、今回の内容が参考になるかもしれません。
※筆者の熱がこもり、長文となっております。あらかじめ、ご了承ください。
当日の様子から知りたい方は、こちらからどうぞ。
「佐井村うに祭」とは?

(出典:佐井村ホームページ https://www.vill.sai.lg.jp/about-saimura/infomation/)
青森県の下北半島にある「佐井村」
年に一度、その村の名物のウニをPRするために開催されるお祭りです。
祭のメインは、佐井村のウニをふんだんに使ったウニ丼。
今までは、佐井村のみ行われており、
青森市内からであれば、移動手段は主に車、もしくは車とフェリーを使い、
くねくねとした山道や海岸沿いを数時間以上かけてたどり着く場所です。
筆者と同じ県内ではありますが、おいそれとは行けない場所です。
しかし、その佐井村で採れるウニはとてもおいしい、と有名でしたので、
いつかは、食べてみたいと憧れているものでもありました。
しかし、今回その「うに祭」が青森市内で同日開催されると聞き、
このチャンスは逃せないと、参加を決めました。
結論:行ってよかった!お値段以上!

結論から申しますと…
びっくりするくらい、コスパ良すぎて最高でした!
一人2000円で、うに丼とお味噌汁のセット。
シンプルなセットと感じるかもしれませんが、中身が想像以上でした。
個人的な感覚ではありますが、通常だと倍以上のお値段です。
「佐井村の皆さま、ありがとう」と感謝せずにはいられない、とにかくおいしいウニ丼でした。
詳しくは、当日の行動を振り返りながら、次章にて。
当日の様子
ここからは、うに祭青森会場の様子を筆者目線で語っていきます。
先頭の方は、朝6時から!?

(出典:青森県漁業協同組合連合会 https://www.amgyoren.or.jp/gyoren-access/)
当日の天気は、晴れ。
霧がかかっていたため、暑すぎることなく過ごしやすい天気でした。
会場は、青森県水産ビル内の「レストラン」。
祭の開催時間は、9時〜14時まで。
私達は、開催時間の2時間前、7時にビル到着。
その時点で、ざっと100人ほどすでに並んでいました。
小耳にした話ですと、一番最初に並んだ方は6時から並ばれていたとか。
確実にチケットを手にするための、目安時間になるかもしれません。
駐車場について
今回、駐車場がわからなかったので、公共交通機関を使い現地へ。
青森駅からビルまでは徒歩10分ほど。
駐車場について、その後わかったのですが、
水産ビル前の道路を挟んで向かい側の空き地が専用駐車場だったようで、
係員さんが案内されていました。
その、専用駐車場も、おおよそ8時前くらいには満車に。
車で来られる方は、早めに来られると良いかもしれません。
チケット販売を待つ
いよいよ、行列に並びます。
案内の方が、「最後尾」の看板を持っていますので、指示に従って並びます。
行列には家族連れ、カップル、お一人様、友人同士など、
7時の時点で、すでに100人くらいの方が並んでいました。
ビルの入口、向かって右側でチケット販売を行っていたので、
ビルに対して、横に列を作り、20人ずつ並びます。
この日は、海風と霧のお陰で、快適に過ごすことができましたが、
もし、来年もイベントが開催された場合、
行列に並ぶための対策をされた方がよいかもしれません。
そこで、並んでいて気付いた、ポイント3点をお伝えします!
- 日傘以外の日差しよけがおすすめ
- 長時間並ぶなら、アウトドア用の椅子
- こまめな水分補給を
日傘以外の日差しよけがおすすめ
念のため、日傘を持っていきましたが、
となりの列との間隔が狭いので、日傘をさすには、ちょっと難しいかもしれません。
別の列の方も「傘は差しにくい」と聞こえてきました。
ですので、帽子やそれ以外のもので日差しを避けるほうがオススメです。
長時間並ぶなら、アウトドア用のイス
私が並んだ時間は、合計2時間ほど。
もし、長時間並ぶのが慣れていない、体力に自信がない方は、
アウトドア用のイスがあると、疲れにくいと思います。
実際、私より先に並んでいた方も数名、イスを持参していました。
こまめな水分補給を
自分自身の反省なのですが、大丈夫だろうと思い、
水分は持っていきませんでした。しかし、並んでいると自然と喉が乾いてきます。
この日は、あまり暑くなかったので耐えられましたが、飲み物があると安心です。
ちなみに、水産ビル内1階の玄関付近には、自動販売機2台ありましたので、そちらで購入もできます。
並んで待っている間に
水産ビルの入口に向かって左側には、
十三湖のしじみを販売しているテントがありました。
(十三湖のしじみは、大きさもおいしさも県内で有名です)
しじみをすくうための入れ物のサイズをくじ(?)で決めて、販売しているようでした。
並んでいる待ち時間に、挑戦してみてはいかがでしょうか?
チケット販売、開始

チケットの販売開始時間は、8:30〜。
案内表示には、「購入可能枚数は、お一人様につき5枚まで」
一家族ではなく、一人。
今回、青森会場の販売は限定500食。私の前には、およそ100人。
その人達が、もし5枚購入すると売り切れてしまう、可能性が無いわけではない…
と、一抹の不安を抱えつつ、むかえた8:30。
先頭列の方から、チケット販売開始。
受付の女性が2名いらっしゃって、現金を渡し、チケットを受け取ります。
一列が終わったら、次の列がそこに移動する流れです。
販売の途中でアナウンスがあり、
お釣り不足の懸念があるため、大きいお札で渡すのは避けたほうが無難なようです。
いよいよ待ちに待った、自分の列の販売が始まりました。
商品券くらいの大きさのチケット。
少し心配したのですが、なんとか172番目で安堵しました。
今度は、水産ビル内で並ぶ
引き換えチケットを手に、水産ビルの玄関へ行きます。
今度は、レストランへ入るためにビル内1階のホールで並びます。
そのビル内では、干物や海産物加工品も一角で販売されていますので、
その販売の列との並び間違いに注意しつつ、案内の方の指示に従って待機しましょう。
ここで念のためですが、うに丼は持ち帰り不可だそうです。
先頭列の数十人が先に階段を登り、2階の食堂内へ。
それ以降は、食べ終わった人から階段を降りて出てきますので、案内の方に従い、
おおよそ10人ずつ、次のレストランへ向かう階段を登っていきます。
「丼ぶりの量はわからないけど、私たちが入れるのは1時間後かな。。」
と覚悟していましたが、思っていたより早く降りてこられました。
「量が少なく、早く食べ終えたのか」
「待っている人がいるからと、急いで食べ終えたのか」
いろいろ想像を巡らせましたが、
階下で待っている自分には、その表情を読み取ることができませんでした。
そして、ビル内に入り約20分。
「次の10名様どうぞ」と呼ばれ、らせん状にカーブしている階段を登り、2階へ。
階段のその奥には、会場となるレストランの入口が…!
いよいよレストラン内へ
横長に広がるレストランには、数十人が座れるテーブルとイス。
私たちは入口から、右へ行き、社員食堂のような受け取り口で
念願のウニ丼がのったお盆を受け取ります。
その逆側のテーブルで、お味噌汁を受け取ります。
テーブルは、6人席、4人席、2人席などさまざまですので、
空いているテーブルを見つけ着席。
お水はセルフサービスで入れます。
そして、テーブルに置かれた、念願のウニ丼との対面です。
至福の「うに丼」

まずは、乾いた喉を冷水で潤し、お味噌汁から。
おまけと思い、期待していなかったお味噌汁。
具にしじみが入っていて、お出汁がとてもおいしい!
その後知りましたが、十三湖産のしじみだったようで、どうりでおいしいわけです。
お次は、メインのウニ丼!
見た感じは特に少ないと感じることなく、
ご飯の量は、このコメ高騰の中でも、お茶碗1杯分以上入っています。
その中央に、みっちり乗せられたウニ✨️
どれどれとお箸でウニを動かしてみると、
ウニの中にさらにウニ!と見た目よりも驚きの量が!
この時点で、ウニの本場「佐井村」の本気を感じて、震える筆者。
「こんなにウニをふんだんに使った丼ぶり、みたことない!」
そして、一口ほお張ると。
臭みは一切なく、ほのかに潮の香り。
口に入れるまでは、確かに固形のウニだったのに、
トローっとクリーミーにとけて消えていく、うに…
なんとも贅沢なひとときです。
写真では中央にウニが乗っていますが、それをご飯一面に敷いてもありあまるウニの量。
こんな贅沢なウニ丼が、青森市内で食べられるとは、なんと至福。
心でつぶやきながら味わい、完食しました。
今日は、人生で一番うにを食べた日となりました。
食事後はセルフで片付け
うに丼とお味噌汁に魅了されたあとは、
返却口にて、しじみの殻と丼ぶり容器などは分けてゴミ箱へ。
お盆は、重ねてある場所へ返却し、終了です。
早朝からでしたが、素敵な時間を過ごせました。
ただ一つのデメリット
以上、最高のイベントだったのですが、
デメリットを上げるとすれば…じっくりと味わいない点かと。
自分たちが食している時間、
1階で今か今かと列で待っている人たちがいる…と思うと、
こころなしか、「味わっていたいけど、ちょっと急がなきゃ」という気持ちになります。
今回、周りの方々も口数少なくモクモクと食べていらっしゃった印象でした。
自分のペースで、じっくりと味わって食べたい!
という方には、向いていないかもしれません。
いずれは佐井村へ!
初めて参加した、うに祭。
世間では、値上げの波が押し寄せていますが、
今回の佐井村のウニ丼については、
コストパフォーマンスがバグっていました。
何度か北海道や県内などで、ウニをいただく機会はありましたが、
限定イベントとはいえ、
この価格でこの量のおいしいウニを食べられることは、ないです。
もし、記事をみて興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、参加をオススメします。
(価格が上がったとしても、食べる価値ありです!)
自分としては、今回のイベントで佐井村の心意気をヒシヒシと感じたので、
いずれは現地、佐井村からレポートできれば、と思っております。
イベントに携わった関係者の皆さま、
貴重な機会とおいしいウニ丼をありがとうございました!
では、また!
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